少しづつ暖かくなり始め、馬の冬毛も夏毛に変わる時期が
近づいてきました。
それでも、季節の逆戻りもあって、
サクラが咲いて間もない時期でも、みぞれが降るくらいは
ままあることです。
馬の体表の毛、特に冬毛は密生していますし、
毛の表面はある程度水をはじくので
防水、保温の機能を持ち、冷えから馬体を守っています。
雨や雪で表面が濡れても、内部まではしみ込まずに
毛の表面を水滴は伝って落ちていくのです。
だから、こんな時は馬の体をふく時も、タオルで上からそっと押さえるくらいが
良いのです。
タオルに水分を移し取る感じです。
むやみにゴシゴシこすって拭くと、毛の水分を全体に擦り込むことになり、
かえって乾きにくく、馬体を冷やすことになります。
こうなるとヒーターやドライヤーが必要ですね。
冬場は毛の表面の水分を取るだけで毛の中まで水が入るのを防ぎます。
馬着を使う方法もありますが、今は自分の体の保温は自分の毛でやってもらっています。
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